様々な現場作業をこなしていく
従業員/杉田さん

できる事がひとつずつ増えていく充実感

「目標を持って仕事に取り組む」当たり前のことだが、その気持ちを持ち続け、実行できる人はどれくらいいるだろう?ちなみに、私は見失いがち。
南幌土建の常務の方から「うちの若手は積極的なんですよ」と聞いていたが、本当にその通り。目をキラキラさせて話してくれた杉田さん、現場での作業は、持っている資格によっても任される仕事が違ってくるという。
最近重機の免許を取ったばかりで、空き時間に操縦練習もしているとのこと。
入社して5年が経ち、遂に憧れのショベルカーに乗れるようになると、意気揚々としている杉田さん。講習会で初めて運転した時は、思い通りにはいかず怖かったという。先輩オペレーターの桜田さんも思い通り操作できるようになるまで5年はかかったというので、杉田さんもこれから時間をかけてマスターしてくのかと思うと、見守っていたくなる。

「同世代はみんな
負けず嫌いなんです」

もともと内装業で働いていた杉田さんは、友人の紹介で南幌土建に入社。後輩も入社してくるなど、同世代がたくさんいるそうで、仕事後の飲み会が楽しみのひとつだという。しかし、ただ楽しいだけじゃない。「同世代はみんな負けず嫌いなんですよね。仕事の内容も、資格も、みんなで競い合ってますよ。「俺が先にやってやる!」みたいに。それがお互いを成長させてくれていると感じます。」な、なんと素晴らしい!世の中が彼らのような若手ばっかりだったらどんなに素敵な社会になっているのだろう。
とは言っても、入社した頃は大変だったそう。「入社した時は、仕事が覚えられなくて大変でした。それでも先輩たちが頭ごなしに怒るとかはなくて、こうした方がいいんじゃないかって教えてくれたんです。さすがにもう覚えましたけど、これからは重機にも乗れるようになって、なんでもできるようになりたいっすね。」と杉田さん。

現場の仕事は、阿吽の呼吸で

丁度話を聞いている時、トラックから大きな荷物を運ぶ現場に遭遇。杉田さんも手伝いに行ったので見学させてもらうことに。
ショベルカーを操縦する人。指示を出す人。トラックの荷物の紐を引っ掛ける人。下で待ち受けて置く場所へ誘導する人。荷物と言っても、大きなコンクリートの塊。紐が解ければ大惨事、置く場所を間違えれば破損の危機。誰が欠けてもできない仕事で、あうんの呼吸で進めていく姿が頼もしい。機会があったら是非みなさんにも見ていただきたい。工事現場で重機と人が一体となって作業を進めていく姿を。どんなに機械化が進んで、AIが進歩しても、この作業風景だけは変わらないでほしいなと思う。

作業が終わって戻って来た杉田さんはやっぱりキラキラしていて、数年後にはショベルカーで操縦しているのかと思うと、こっそり覗きに来たくなってしまった。