南幌土建を裏から支える笑顔
総務/山田さん

専門用語に苦戦しながら
がんばっています。

異業種に転職するというのは勇気のいることだ。
新しいことを覚え、人間関係を構築していくことは心身ともに疲れる。
それでも挑戦する人を私は尊敬している。総務の山田さんもその一人。
3年前に転職し、南幌土建の総務として働いている。総務とはどんなことをしているんですか?「みなさんの給料計算や保険の手続き、来客や電話対応などできることはなんでもやります。前職も経理を担当していたんですが、土木業界は初めてだったので言葉が特殊でまだまだ勉強中です。専門用語の意味がわからないこともありますし、漢字が読めないこともあって教えてもらってます。」
確かにこの業界の言葉は普段生活の中で聞くことはない。例えば、「アウトリガ」「ウエス」…何が何だかさっぱりワカラナイ。
専門用語ばかり並べば、もはや外国語に見えるかもしれない。わからないことは聞く、一見当たり前のことかもしれないけれど、日々勉強しながら仕事をこなしていく大変さには感服する。

ゼロの数にびっくり

山田さんが入社して驚いたことがある。それは動くお金の桁数だ。請け負う工事の規模が大きくなると、その金額は億単位になる。「今までも経理の仕事をしてきましたけど、こんな金額見たことありませんでした。0を数えるのが大変です。笑」「この業界には、「建設業経理」という資格があるんです。この業界に特化した簿記なんですけど、一般的な簿記とは考え方が違ったり、言葉がわからなかったりで今までで一番勉強しました。それでもまだ先輩に聞きながらじゃないと不安ですけどね。」それでもその計算を軽々とこなしている人がいる。それは現場の人たちだ。「本当にすごいんです。慣れもあるんでしょうけど、ささっと計算できてる。私も負けてられないなと思います。」と、笑顔で話してくれた。

現場を見てみたい。
でも…一人では行きにくくて…

そんな山田さんには密かに願っていることがあった。
それは、「現場を見てみたい」ということ。普段社内で仕事をしているので、作業員さんと話すこともあまりなく、どういった作業になっているのかもわからないという。確かにそれは現場を見て話を聞かないとわからないことだ。「でも…一人では行きにくくて…」そりゃそうだ。
近くにいた常務に「連れてってあげてくださいよ!」一斉にツッコミが入り、近々山田さんの現場見学が行われることに。きっと、現場を見ながら言葉の意味を教えてもらうと、今以上に山田さんの仕事効率もあがることでしょう。