女性だって現場で働ける！
従業員/鈴木さん
取材史上初の女性従業員さん
気持ちのいい夏空の下、南幌土建の現場に一人の女性従業員の方がいらっしゃいました。今回お話を聞く鈴木さんです。「よろしくお願いします」と笑顔の鈴木さんはきちんとお化粧をしています。「素晴らしい！」とつい口から出てしまいました。朝早くから力仕事となれば、私なら化粧はしてこないだろう。きっと眉毛すら描かないだろうな。「日焼け対策ですよ」と笑う鈴木さんでしたが、女としてというよりは、大人としてのマナーを教えてもらったように感じました。
さぁ、南幌土建の現場で女性に会うのは初めてです。土建の現場ではどのような仕事をしているのでしょう？
鈴木さんは入社して２年。「今はまだやっと工事に使う物の名前を覚えたところで、まだまだこれからなんですよ」と２年があっという間に過ぎてしまったと教えてくれました。峰尾社長からも「今はいろんな現場を見て、体験したほうがいいと」言われ、日々新しい現場に挑戦している。「「こんな工事があるんだ」って毎日発見があって面白いですよ」と鈴木さんの笑顔には、ワクワクしている輝きがありました。
男社会に飛び込む勇気
土建の現場に女性は少ない。全国的には女性の活躍も増えてきているが、まだ圧倒的に男性の方が多いのが現状。南幌土建では鈴木さんを含め、２人の女性が活躍しています。
前職では全く違う仕事をしていて、知人の紹介で南幌土建を知るきっかけになったそう。
「初めて現場に来た時は怖かったんじゃないですか？」と聞くと、「そりゃ怖かったですよ！想像もつかないくらい何もわからなかったし、どんどん工事は進んでいくし、圧倒されてましたね」と、当時のことを教えてくれました。どんな仕事でも初めてのことは不安ですが、男社会の中に挑戦していくというのはひと味違った不安感があると思います。私なら前日からお腹痛くなっているだろうな。
でも今は毎日充実感でいっぱいだそう。「何もなかったところに大きなコンクリートの塊が並んだり、農家さんのために水路を整備したり、工事が終わった後に「できたんだなぁ」って圧巻です！まぁ、私なんてまだまだそんなこと言えないですけどね。笑」と微笑みながら現場を見つめていました。
どうにもならないこともある
そんな現場に四苦八苦しながらも、少しずつ現場に慣れてきている鈴木さん。しかし、努力だけではどうにもならない仕事もあります。それは力仕事。「男の人が軽々と持ち上げているものを「私でも大丈夫かな」と運ぼうと思ったら全然持てなかったっていうことが何回もありますよ。そういう時はお願いして持ってもらいます。その変わり違う仕事や掃除などできることをしていますね」と教えてくれました。
今後は、もっと現場を経験してから自分の役割を見つけていくそうです。
「いろんな現場を経験するのは楽しみだけど、ドロドロになるのはちょっと嫌だな」と女性らしい一面を見せてくれました。数年後は、ショベルカーを操縦する鈴木さんにインタビューできるかもしれないなと密かに楽しみにしています。
