多能工に、なる。
従業員/小山さん

唯一無二の仕事

この日は風が強くて、作業している現場も砂が舞っていました。夏の現場は冬とは違う厳しさがあり、従業員の方達はみんなこんがり日焼けしています。その中に、今回お話しを聞いた小山さんもいました。木材を切っているよう。慣れた手つきでどんどんこなしていきます。
「こんにちわ〜」と少し照れながらの挨拶。「なんか恥ずかしいっすね!」と。「そうなんです。皆さん最初は恥ずかしくて俯き気味なんですが、時間が経てば慣れますから!」とスタートしました。
小山さんは南幌土建に入社して3年目。「何が大変ですか?」と聞くと、「仕事覚えるのもそうですけど、人の名前覚えるのも大変ですよ」と笑っていました。確かに、工具や作業の名前を覚えるだけでも大変なのに、現場ごとに人が変わったりすると名前を覚えるだけでも脳トレになりそう。

現在29歳の小山さんは、木造大工を7年経験し、南幌土建に入社。「大工と土建は似ているようで似ていないのかな?」と思っていたら、全然違うそうです。「やったことのない仕事ばかりですよ!現場にもよりますけど、1から作り始めて、構造物がどんどん出来上がって、できた時の達成感といったらないです。他にこんな面白い仕事ないんじゃないですかね?」と教えてくれました。土を踏み固めるところから始まり、徐々に構造物が出来上がっていく様子は、子供の頃に感じたようなワクワク感を思い出させてくれます。

多能工を目指して

「重機に乗りたいとは思いませんか?」と聞くと「一度乗せてもらったんですが、自分には向いてないですね。とにかく繊細なんですよ。皆さんが思っているよりずっと。それよりも体を動かしながらいろんな仕事がしたいですね。」と小山さん。本当に現場を楽しんでいるんだなと感じました。すると、「自分は多能工になりたいんですよ」と教えてくれました。「多能工??????」初めて聞く言葉にポカーンとしていると、「多能工は、1人でもいろんなことができるスキルを身につけることです。大工の経験もありますし、南幌土建でも経験を積んで多能工として活躍していきたいんです。そのためにも仕事をしながら資格も取らないとなと考えてますよ」と教えてくれました。なるほど!将来を見据え、日々修行に励んでいるということですね。
数年後には多能工として、現場で頼られる存在になっているんでしょうね。頼りになります!